楽天SPUなどの度重なる条件改悪により、楽天経済圏に危機が訪れています。
なかには「楽天経済圏をやめた」との声も。
そこで今回は、PayPay経済圏やあおぞら銀行への乗り換えについて解説していきます。
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楽天経済圏をやめた理由は?
楽天モバイルの使用量が無料から有料になるなど、楽天経済圏の優位性が今問われています。
ここ数年はSPUの改悪も続いたことで、楽天経済圏をやめた人も増えてきています。
楽天経済圏をやめた理由をまとめてみると、だいたい以下のような感じです。
- SPU改悪で楽天で買い物する理由がないから
- 楽天モバイル無料が終了するから
- 今後も改悪が続きそうだから
- 実は楽天銀行よりあおぞら銀行の方がお得だから
- 楽天よりヤフー系の方がお得だから
- もともと楽天よりAmazon派だから
楽天全盛期はSPUによって楽天での買い物がとんでもなくお得でした。
しかし度重なる改悪により、「別にわざわざ楽天で買い物する意味ある?」といった状況になっているのです。
そしてにわかにささやかれているのが、楽天経済圏からPayPay経済圏への移行です。
買い物はもはやYahoo!ショッピングの方が還元率が高い
今後も楽天経済圏の改悪は続きそうです。
そのため、ネット通販に関しても「楽天市場」以外に視野を広げてみると良いでしょう。
お得に買い物をしたいのであれば、おすすめはPayPay経済圏である「Yahoo!ショッピング」です。
楽天モバイルなしならYahoo!ショッピングの方が還元率が高い
楽天市場は、楽天モバイル契約者ならポイント還元率が高いですが、楽天モバイル分のポイントアップがない状態だとたいしてお得ではありません。
実は、ただ買い物をするのであれば、Yahoo!ショッピングの方が還元率は高くなります。
ECサイト | 還元率 |
---|---|
楽天市場 [楽天カード払い] | 3% |
Yahoo!ショッピング [PayPay払い] | 5% 高い! |
楽天市場は3%
楽天カードで支払ったときのポイント還元率は3%です。
特典 | 還元率 |
---|---|
通常ポイント | 1% |
楽天カード 【通常分】 | 1% |
楽天カード 【特典分】 | 1% |
合計 | 3% |
Yahoo!ショッピングは5%
一方、Yahoo!ショッピングでPayPayを使って買い物をしたときの還元率は5%です。
特典 | 還元率 |
---|---|
通常ポイント | 1% |
毎日最大+3.5% | 3.5% |
PayPayあと払い | 0.5% |
合計 | 5% |
「毎日最大+3.5%キャンペーン」は、2022年10月12日から始まったキャンペーンです。
これにより、特にイベントがない日でもYahoo!ショッピングではポイント還元率が5%になりました。
そのため、楽天市場で買い物をするよりお得になる可能性が高くなったのです。
単発の買い物ならYahoo!ショッピングの方がお得
楽天では「お買い物マラソン」や「スーパーセール」が有名ですが、正直10店舗で買い物してポイントが10倍になるといった仕組みなので無駄買いしがちです。
その一方で、Yahoo!ショッピングでは「5のつく日にポイント5倍」など単発で買い物がしやすいイベントが多くなっています。
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「欲しいものだけを安く買える」といった点で、楽天よりYahoo!系の方が優れていると言えるでしょう。
楽天でも5と0のつく日には、楽天カード払いでポイントが+2%になります。
しかし、Yahoo!ショッピングではポイントが+4%になるため、ますますポイント還元率はYahoo!ショッピングの方が有利になるだけなのです。
ECサイト | 5のつく日 の還元率 |
---|---|
楽天市場 [楽天カード払い] | 5% |
Yahoo!ショッピング [PayPay払い] | 9% 高い! |
2023年12月~楽天5と0の日の
還元率が5%→4%にダウン!
Yahoo!ショッピングのイベント時のポイント倍率は?
楽天経済圏が流行すぎて、実はYahoo!ショッピングのポイント還元率に関してはまったく知らない人も多いです。
しかし、よくよく見てみるとかなりお得であることがわかります。
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キャンペーン名称 | 最大還元率 (割引率) |
---|---|
ストアラリー | 9% |
ヤフービッグボーナス | 6% |
超PayPay祭 | 6% |
LYPプレミアム日曜日+5% | 5% |
肉の日キャンペーン | 5% |
買う!買う!サンデー | 4% |
5のつく日 | 4% |
ハッピー24アワー | 4% |
ボーナスストア増刊号 | 4% |
新春キャンペーン | 4% |
ゾロ目の日 | 3% |
ファーストデイ | 3% |
年末大感謝祭 | 3% |
キャンペーン期間中なら「毎日5%」にさらに上記の還元率が上乗せされます。
Yahoo!ショッピングのお得な日についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
楽天銀行より「あおぞら銀行」の方が人気に
最近では楽天経済圏から離れていく人も増えているため、各サービスをよりお得なサービスへ移す人が増えているようです。
その代表格と言えるのが「銀行」です。
これまで「楽天経済圏がお得」という流れで楽天銀行を使う人が多かったのですが、最近では「あおぞら銀行」が人気に。
その理由は、普通預金の金利の高さにあります。
銀行名称 | 普通預金金利 (変動金利) |
---|---|
あおぞら銀行 BANK | 0.2% |
楽天銀行 | 0.02%〜0.10% |
UI銀行 | 0.10% |
東京スター銀行 | 0.001%〜0.100% |
イオン銀行 | 0.001%〜0.10% |
オリックス銀行 | 0.01% |
SBJ銀行 | 0.02% |
ローソン銀行 | 0.001〜0.15% |
楽天銀行はいろいろな条件を満たした上で、金利の最大は0.1%です。
しかも、2022年4月1日の条件改悪で300万円を超える部分は年0.04%の金利になってしまいました。
その一方で、あおぞら銀行BANKは難しい条件もなく、年0.2%でしかも上限はありません。
そのため、最近ではメインをあおぞら銀行にする人が増えているようです。
楽天経済圏にハマってしまうと「楽天銀行は0.1%でお得!」という概念に縛られがちですが、実は倍の金利になっている銀行もあります。
1つの経済圏にハマりすぎると、その経済圏の情報に流されがち。
実はもっとお得なものがあっても知らずに通り過ぎてしまうこともあるため、1つ1つのサービスが本当に最適解なのか、今一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。
楽天経済圏は終了?楽天SPUが改悪!
これまでの楽天SPU最大ポイント倍率は16倍でした。
しかし、2023年11月現在のSPUは最大15.5倍で条件も厳しくなっています。
楽天経済圏の最善期はとうに過ぎ、下り坂の状況が続いているのです。
楽天サービス | 倍率 |
---|---|
楽天会員 | 1倍 |
楽天モバイル | +4倍 |
楽天モバイルキャリア決済 | +2倍 |
Rakuten Turbo /楽天ひかり | +2倍 |
楽天カード | +2倍 |
楽天銀行+楽天カード | +0.5倍 |
楽天証券 投資信託 | +0.5倍 |
楽天証券 米国株式 | +0.5倍 |
楽天ウォレット | +0.5倍 |
楽天トラベル | +1倍 |
楽天ブックス | +0.5倍 |
楽天Kobo | +0.5倍 |
Rakuten Pasha | +0.5倍 |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 |
楽天ビューティ | +0.5倍 |
合計 | 16.5倍 |
(2024年1月時点)
これまでのポイント最大倍率の歴史は、以下の通りです。
倍率変更日時 | SPU倍率 |
---|---|
2016年1月18日 | 最大7倍 |
2017年10月10日 | 最大8倍 |
2018年3月1日 | 最大11倍 |
2018年4月1日 | 最大12倍 |
2018年5月10日 | 最大13倍 |
2018年7月1日 | 最大14倍 |
2018年9月3日 | 最大15倍 |
2019年7月1日 | 最大16倍 |
2021年4月1日 | 最大15.5倍 |
2021年6月1日 | 最大15倍 |
2021年8月1日 | 最大15.5倍 |
2021年11月1日 | 最大15倍 |
2022年4月1日~ | 最大14倍 |
2022年11月1日~ | 最大16倍 |
2023年9月1日~ | 最大15.5倍 |
2023年12月1日~ | 最大16.5倍 |
直近のSPU条件変更は、以下の通りです。
- 2023年12月1日:まとめきれないほどの大改悪 NEW!
- 2023年9月1日:楽天市場アプリのSPU特典が終了し、SPUが最大16倍から15.5倍に
- 2023年7月1日:楽天ひかり+1倍の対象サービスにRakuten Turboを追加
- 2023年2月1日:楽天ブックス、楽天Koboの月間獲得上限ポイント数の変更
- 2022年11月1日:楽天モバイルの条件が変更、SPUが最大14倍から16倍に
- 2022年7月1日:楽天銀行+楽天カードの条件が変更
- 2022年4月1日:楽天市場におけるお買い物時の楽天ポイント付与ルール(付与対象金額)変更に伴い、SPUの各サービスのポイント付与ルールも一部変更、楽天の保険+楽天カードがSPUの対象外になる
2023年12月からはSPUの最大倍率が16.5倍となりますが、実際には条件などがかなり悪くなっています。
まとめきれないほどの大改悪。
例えば獲得ポイント上限は以下のように大幅ダウンとなりました。
サービス | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
楽天モバイル | 7,000 | 2,000 |
楽天モバイル キャリア決済 | 5,000 | 1,000 |
楽天ひかり | 5,000 | 1,000 |
楽天カード 特典分 | 5,000 | 1,000 |
楽天銀行 +楽天カード | 5,000 | 1,000 |
楽天証券 投資信託 | 5,000 | 2,000 |
楽天証券 米国株式 | 5,000 | 2,000 |
楽天ウォレット | 5,000 | 1,000 |
楽天トラベル | ランク別 | 1,000 |
楽天ブックス | 1,000 | 500 |
楽天Kobo | 1,000 | 500 |
Rakuten Pasha | 5,000 | 1,000 |
Rakuten Fashion アプリ | ランク別 | 1,000 |
楽天ビューティ | ランク別 | 500 |
また、ポイント上限が下がるだけでなく、楽天ブックスやKoboでの購入条件が3,000円以上に変更。
ここまでくると、SPUを頑張って上げる意味もわからなくなります。
こうした条件の改定があるたびに、「PayPay経済圏に乗り換えようかな」という声が聞こえてきましたが、いよいよ本格的に乗り換えを考える時期が来たのではないかと感じています。
Yahoo!ショッピングなら毎日5%は確実ですし、超PayPay祭などではエントリーをするだけで+5%。
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条件が緩く買い回りも必要がないため、今後は楽天よりもYahoo!ショッピングを活用する人が増えそうです。
人によってどっちの経済圏の方が良いのか、合っているのかは違いますので、ポイントUPの条件などを今一度見直して検討されるのが良いと思います。
経済圏攻略に関する記事一覧
楽天経済圏、PayPay経済圏、セブン経済圏などの攻略に関する以下の記事もぜひ参考にしてみてください。