今回は、楽天経済圏とPayPay経済圏(Yahoo!経済圏)はどっちがお得なのか、徹底比較をしていきます。
これまでは楽天経済圏が主流でしたが、度重なる改悪でPayPay経済圏に移る人が増えてきました。
どっちがよりお得なのか、併用すべきなのか、自分に合っているやり方を検討してみてくださいね。
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○○経済圏とは?
そもそも○○経済圏という言葉が流行りだしたのは、割と最近のこと。
お金に関する知識を学べるYouTube動画などが増えてきたことで世の中に浸透してきた言葉です。
○○経済圏というのは、日常生活に必要なあらゆるサービスを特定のグループサービスに統一して生活することです。
例えば「楽天経済圏」で言えば、以下のようなイメージになります。
- 「楽天市場」でポイント還元が+1倍になる「楽天モバイル」を利用
- 「楽天市場」での買い物で「楽天カード」を利用
- 「楽天カード」の支払いは「楽天銀行」からの引き落とし
- 「楽天市場」の買い物で得たポイントを「楽天モバイル」の支払いに充てる
このように、経済的な活動をすべて特定のグループにまとめることを○○経済圏と呼びます。
楽天経済圏とPayPay経済圏の比較表
お得に経済活動をまわすのであれば、経済圏は統一したいもの。
まずは今話題となっている「楽天経済圏」と「PayPay経済圏」の2つを比較してみたいと思います。
比較項目 | 楽天経済圏 | PayPay経済圏 (Yahoo!経済圏) |
---|---|---|
ポイント | 楽天ポイント | PayPayポイント |
ECサイト | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング LOHACO |
スマホキャリア | 楽天モバイル | ソフトバンク ワイモバイル LINEMO |
キャッシュレス決済 | 楽天ペイ | PayPay |
クレジット カード | 楽天カード | PayPayカード |
銀行 | 楽天銀行 | PayPay銀行 |
投資 | 楽天証券 | PayPay証券 |
保険 | 楽天生命 楽天損保 | PayPayほけん |
インターネット | 楽天ひかり | SoftBank 光 SoftBank Air |
電気 | 楽天でんき | ソフトバンクでんき |
旅行 | 楽天トラベル | Yahoo!トラベル |
ふるさと納税 | 楽天ふるさと納税 | さとふる ふるなび ふるさとチョイス |
フリマアプリ | ラクマ | ヤフオク PayPayフリマ |
このように、それぞれ経済に関わってくるサービスは両方整っています。
そのため、どっちの経済圏にしようか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで以下では、楽天経済圏とPayPay経済圏にわけてそれぞれを利用する最大のメリットなどを解説していきます。
【メリットで比較】楽天経済圏とPayPay経済圏はどっちがお得?
楽天経済圏とPayPay経済圏にはそれぞれ特徴的にメリットがあります。
どっちがお得なのかというと、それはどれだけメリットを活かせるのか、そのメリットを活用しきれるのかによるでしょう。
そこでまずは、それぞれのメリットをチェックしていきたいと思います。
楽天経済圏を使うメリットとは?
楽天経済圏における最大のメリットは、各サービスを利用することで「楽天市場」での買い物がお得になるという点です。
その仕組みが楽天SPUと呼ばれているものです。
楽天グループのサービスを利用することで、以下のように楽天での買い物をした際のポイント倍率がUPしていきます。
楽天グループサービスを使えば使うほど
楽天市場でのポイント還元率がUPすること
楽天SPU
楽天サービス | 倍率 |
---|---|
楽天会員 | 1倍 |
楽天モバイル | +4倍 |
楽天モバイルキャリア決済 | +2倍 |
Rakuten Turbo /楽天ひかり | +2倍 |
楽天カード | +2倍 |
楽天銀行+楽天カード | +0.5倍 |
楽天証券 投資信託 | +0.5倍 |
楽天証券 米国株式 | +0.5倍 |
楽天ウォレット | +0.5倍 |
楽天トラベル | +1倍 |
楽天ブックス | +0.5倍 |
楽天Kobo | +0.5倍 |
Rakuten Pasha | +0.5倍 |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 |
楽天ビューティ | +0.5倍 |
合計 | 16.5倍 |
(2024年1月時点)
つまり、楽天経済圏を活用すればするほど楽天市場でお得に買い物をすることができます。
そして、その買い物で得たポイントを各サービスの支払いに充てるといったことで、楽天経済圏が成り立つのです。
ただし、SPUは徐々に改悪が目立ってきているため、条件改正には注意が必要です。
逆に言えば、楽天の各種サービスを利用してなければ楽天市場での買い物は特にお得ではありません。
PayPay経済圏を使うメリットとは?
PayPay経済圏を使うメリットは、以下の2つです。
- 通常の買い物が楽天よりお得
- もらえるポイントに有効期限がない
通常の買い物が楽天よりお得
ネットでの買い物というと、楽天市場がお得なイメージですが、実はそうでもないのが事実です。
例えば楽天市場は、楽天モバイル契約者ならポイント還元率が結構高くなります。
しかし逆に、楽天モバイル分のポイントアップがない状態だとたいしてお得ではありません。
実は、ただ買い物をするのであれば、Yahoo!ショッピングの方が還元率は高くなります。
ECサイト | 還元率 |
---|---|
楽天市場 [楽天カード払い] | 3% |
Yahoo!ショッピング [PayPay払い] | 5% 高い! |
楽天カードで支払ったときのポイント還元率は3%です。
楽天市場で買い物した場合
特典 | 還元率 |
---|---|
通常ポイント | 1% |
楽天カード 【通常分】 | 1% |
楽天カード 【特典分】 | 1% |
合計 | 3% |
一方、Yahoo!ショッピングでPayPayを使って買い物をしたときの還元率は5%です。
Yahoo!ショッピングで買い物した場合
特典 | 還元率 |
---|---|
通常ポイント | 1% |
毎日最大+3.5% | 3.5% |
PayPayあと払い | 0.5% |
合計 | 5% |
「毎日最大+3.5%キャンペーン」は、2022年10月12日から始まったキャンペーンです。
これにより、特にイベントがない日でもYahoo!ショッピングではポイント還元率が5%になりました。
そのため、楽天市場で買い物をするよりお得になる可能性が高くなったのです。
もらえるポイントに有効期限がない
PayPay経済圏を使うメリットと言えばズバリ、有効期限のないPayPayポイントが貯まるという点でしょう。
PayPay経済圏では、すべて「PayPay」での払いで済ませることができます。
今やキャッシュレス決済と言えばPayPayが主流となっている日本で、これほど大きなメリットはないでしょう。
さらに、Yahoo!ショッピング&PayPayモールなどで還元されるのは「PayPayポイント」です。
PayPayポイントは、各種サービスの支払いに使うことができますし、有効期限がないことも大きなメリットになっています。
付与されるPayPayポイントが
無期限で使える
楽天市場では期間限定ポイントの付与となっているため、楽天経済圏と比較すると圧倒的に消費しやすい形で還元されるというのが大きな違いですね。
【デメリットで比較】楽天経済圏とPayPay経済圏はどっちがお得?
楽天経済圏とPayPay経済圏にはそれぞれサービスを利用する際のデメリットがあります。
どっちの経済圏にしようか迷ったときには、デメリットを見て決めるのも大切です。
そこで以下では、それぞれのデメリットをチェックしていきたいと思います。
楽天経済圏を使う最大のデメリットとは?
楽天経済圏における最大のデメリットは「イベント時に無駄な買い物をしてしまいがち」ということです。
なぜならば、楽天市場のイベントでは買い回りによるポイント還元率UPが基本になっているからです。
例えば「楽天お買い物マラソン」では、以下のように買い物をしたショップ数によってポイント還元率が変わる仕組みになっています。
楽天お買い物マラソンのポイント倍率
購入ショップ数 | ポイント倍率 |
---|---|
1ショップ | 1倍 |
2ショップ | 2倍 |
3ショップ | 3倍 |
4ショップ | 4倍 |
5ショップ | 5倍 |
6ショップ | 6倍 |
7ショップ | 7倍 |
8ショップ | 8倍 |
9ショップ | 9倍 |
10ショップ | 10倍 |
※1ショップでの合計購入金額1,000円以上
※ポイント倍率は通常ポイント1倍を含む
そのため、欲しいものがなくてもポイント倍率を上げたいがために、いらないものまで買ってしまうという現象が起こりやすいのです。
また「せっかく買うならお買い物マラソンで買おう!」という気持ちが生まれることで、欲しいタイミングで買わずにイベント時に一気に大量買いするような流れができてきます。
楽天では月に2回ほどイベントがあるため、毎度散在してしまう人も多いんだとか。
さらに、楽天市場の消費には、ポイント還元が高いから安く買えるだけで元々の金額は割と高いという商品も多いのもポイントです。
つまり、「無理してポイント還元率を上げて商品を買う」という流れができてしまい、結果欲しくもない送料無料1,000円ポッキリ商品を買ってしまうといったことが発生しがちです。
イベント時に必要のなかった商品まで
買い込むクセがつく
ただし、もともと日々の買い物を通販で済ませている人であれば、10店舗で買い物をすることは決して難しいことではありません。
通販で買い物をすることがルーティンになっている人であれば、このデメリットはないこととして処理できるでしょう。
PayPay経済圏を使う最大のデメリットとは?
PayPay経済圏における最大のデメリットは「Yahoo!ショッピングでの最大ポイント還元率が低い」ということです。
Yahoo!ショッピングでは、楽天のSPUのようなサービスがほぼありません。
PayPay経済圏を利用して得られる「Yahoo!ショッピングでのポイント還元率」は、以下の通りです。
PayPay経済圏による恩恵
\ タップで切り替え /
キャンペーン | 還元率 |
---|---|
ストアポイント | 1% |
PayPay残高/あと払い | 0.5% |
毎日最大+3.5% | 3.5% |
Yahoo!プレミアム会員 | 2% |
【PayPayステップ】 PayPay支払い条件達成分 | 0.5% |
【PayPayステップ】 対象サービス利用 | 0.5% |
Enjoyパック | 5% |
合計 | 13% |
正直、楽天SPUと比較すると「経済圏利用によるポイント還元率」はあまり高くないことがわかります。
Yahoo!ショッピング
のポイント還元率が高くない
しかし、Yahoo!ショッピングでは5のつく日はポイント+4%になります。
\ ポイント還元率UP! /
そのため、PayPay経済圏なら5のつく日に買い物をすることで、楽天SPUに負けないポイント還元率を実現することが可能となります。
捉え方によっては、Yahoo!ショッピングの方が経済圏に縛られることなく、ある程度の還元率を確保できるという考え方もできますね。
また、楽天お買い物マラソンのように買いまわりする必要もないため、単発での買い物に便利です。
Yahoo!ショッピングにはSPUのような仕組みがなくても、ポイントアップイベントがたくさんあるため、経済圏を気にせずお得に買い物ができるという利点があります。
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【キャッシュレス決済で比較】楽天経済圏とPayPay経済圏はどっちがお得?
キャッシュレス決済は、普段の生活で使う頻度が増えてきているため、大きな経済ポイントになります。
楽天経済圏では「楽天ペイ」、PayPay経済圏では「PayPay」を利用することになりますが、どっちの方がお得なのでしょうか。
経済圏 | キャッシュレス決済 |
---|---|
楽天経済圏 | 楽天ペイ |
PayPay経済圏 | PayPay |
基本還元率は楽天ペイの方が良い
ポイント還元率を比較してみましょう。
基本還元率は楽天ペイが1%、PayPayは0.5%です。
決済方法 | 基本還元率 |
---|---|
楽天ペイ | 1% |
PayPay残高 | 0.5% |
キャッシュレス決済を利用するのであれば、基本的にPayPayよりも楽天ペイの方がお得と言えるでしょう。
クレジットカードを考慮した還元率も楽天ペイが優勢
クレジットカード×キャッシュレス決済という組み合わせになると、還元率が変わります。
楽天ペイは楽天カードからチャージして楽天ペイで支払うとポイント還元率が1.5%になります。
PayPayの場合は、PayPayの支払い先をPayPayカードに設定すると還元率が1.0%になります。
また、条件をクリアすることでようやく1.5%還元となります。
決済方法 | クレジットカード ×キャッシュレス活用 での還元率 |
---|---|
楽天ペイ | 1.5% |
PayPay | 1~1.5% |
PayPayで+0.5%の還元を受けるには、ちょっとハードルの高い条件をクリアする必要があるため、基本的には楽天ペイの方がお得だと言えるでしょう。
こういった点から、PayPayと楽天ペイの両方が使える店舗では、楽天ペイで支払いのがおすすめです。
PayPayジャンボ開催中でも楽天ペイの方がよい
PayPayでは定期的にPayPayジャンボが開催されます。
PayPayジャンボは当選すると最大100%還元に。
ただし、1等が当たる確率は非常に低く、3等の0.5%さえ思ったよりも当たらないものです。
そのため、PayPayジャンボを楽しみたいギャンブラー以外は、やはり確実にポイント還元のある楽天ペイの方がおすすめです。
どっちがおすすめ?楽天 or PayPay経済圏が合っている人まとめ
ここまで楽天経済圏とPayPay経済圏のメリット&デメリットや比較をご紹介してきましたが、最後にこんな人はこっちの経済圏が合っている、といったまとめを書いておきたいと思います。
楽天経済圏が合っている人
楽天経済圏が合っている人は、以下のような人です。
- 楽天市場で定期的に買い物をする人
- 通販でたくさん買い物をする人
- 計画的に買い物をするのが好きな人
- 楽天モバイルを使っている人
- 楽天ひかりを使っている人
- 楽天銀行・楽天証券をを使っている人
- 楽天クレジットカードを使っている人
- 楽天ふるさと納税を利用したい人
PayPay経済圏が合っている人
PayPay経済圏が合っている人は、以下のような人です。
- Yahoo!ショッピングで買い物をする人
- ZOZOで買い物をする人
- 5のつく日に通販で買い物ができる人
- ソフトバンクユーザーの人
- PayPayを日常的に使っている人
- ふるなび・さとふるを利用したい人
PayPay経済圏を始めたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
楽天経済圏とPayPay経済圏に関しては、「どっちがおすすめか?」というのは、それぞれの利用目的や契約先などによって異なります。
楽天経済圏は、楽天市場など楽天グループのECサイトでの利用が主な利用シーンです。
楽天市場などで利用する場合は、楽天ポイントが貯まったり、楽天カードなどと連携して利用することができるなど、楽天グループのサービスとの連携性が高いのが特徴です。
一方で、PayPay経済圏は、PayPayを利用することで、マイレージやポイントなどが貯まったり割引が受けられるなど、多くのお得なサービスが提供されています。
どちらがおすすめかは、それぞれの利用目的や契約先によって異なりますが、楽天経済圏は楽天グループのサービスとの連携性が高く、PayPay経済圏は多くのお得なサービスが提供されていることが特徴です。
よって、自分に合ったサービスを選んで利用することが重要です。
【結局これが最強】楽天経済圏とPayPay経済圏を併用!
楽天経済圏とPayPay経済圏には、それぞれメリットもデメリットもあります。
そのため、結局のところ
「併用するのが最強なんじゃないか?」
と思うわけです。
実際、私もポイントアップキャンペーンに合わせて、楽天市場で買ったりヤフーショッピングで買ったりしています。
- 「楽天スーパーセール」開催時期は楽天で買い物
- 「超PayPay祭」開催時期はヤフーショッピングで買い物
- 普段はクーポンやキャンペーンが多い「PayPay」で支払い
- 公共料金などは対象先が多い「PayPay」で支払い
など
そのため、どっちかに絞るというよりは、併用して使うのが最適解なんじゃないかと思います。
楽天&PayPay経済圏で活用すべきお得イベント
楽天経済圏では「楽天市場」と、PayPay経済圏では「Yahoo!ショッピング&PayPayモール」での買い物が経済活動のカギとなります。
そこで、それぞれの押さえておきたいイベントをまとめておきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
楽天経済圏で活用したいイベント
楽天経済圏で活用したいイベントは、以下の通りです。
- 楽天お買い物マラソン
- 楽天スーパーセール
- 楽天ワンダフルデー
- 5と0のつく日
- 18日(いちばの日)
- 楽天超ポイントバック祭
- 楽天イーグルス感謝祭
- 楽天ブラックフライデー
- 楽天大感謝祭
- 買ったら倍の日
PayPay経済圏で活用したいイベント
PayPay経済圏で活用したいイベントは、以下の通りです。
経済圏でうまく生きていくためには、お買い物上手になることは必須条件。
「欲しいものを我慢する」といったことも時には大切ですが、必要なものをケチらずに買うことで精神的な豊かさが保てます。
これらのイベントをうまく活用し、お得に買い物を楽しみましょう!
経済圏攻略に関する記事一覧
楽天経済圏、PayPay経済圏、セブン経済圏などの攻略に関する以下の記事もぜひ参考にしてみてください。